「スピルリナには多くの栄養成分が含まれている」というのはよく見る文章です。では、実際にどのような成分が含まれているのでしょうか。日々の食生活にスピルリナを取り入れようと考えるいるのならなおさら、詳しい情報が知りたいですよね。
ここでは、スピルリナに含まれている60種類もの栄養成分について、働きや体にどんな効果を出してくれるのかを解説します。奇跡のスーパーフードと呼ばれる意味を紐といていきましょう。
5大栄養素のひとつであり、毎日摂取すべき重要な栄養素・たんぱく質。筋肉や臓器、また皮膚や髪など、体そのものを作る主な成分となります。それだけでなく、免疫力の元となる抗体の原料となったり、酵素を体中で運搬してくれたりと、人が生きていく上でとても重要な働きをしてくれます。
スピルリナには、なんと大豆の2倍、牛肉の3倍にもなるたんぱく質が含まれています。日本人が1日に摂取すべきたんぱく質の量は約40~50gだと言われていますが、スピルリナからはどのくらいのたんぱく質が摂取できるのでしょうか。以下の表を見てください。
大豆 | 36g |
---|---|
鶏肉 | 27g |
牛肉 | 26g |
スピルリナ | 57g |
たんぱく質が多いことで知られている大豆や鶏肉、牛肉を例にあげてみましたが、スピルリナのたんぱく質量が圧倒的に高いことがよくわかりますね。
またスピルリナに含まれるたんぱく質は、18種類ものアミノ酸がバランス良く含まれている良質なものとされています。FAO(国連食糧農業機関)の基準を満たす理想の品質だと言われるスピルリナのたんぱく質は、その効果もより強く発揮してくれることでしょう。
ナトリウムやカルシウム、鉄、マグネシウムなど、非常にバランスの良いミネラルの数々がスピルリナにはたくさん含まれています。健康維持はもちろん、ダイエットや美容への効果も期待できるミネラルは、毎日摂取すべき重要な成分。
ミネラルは魚や海藻といった海産物に多く含まれていますが、食の欧米化が進んだ今、魚などを積極的に食する方は減っています。深刻化しつつあるミネラル不足を打破するため、日々の食事にミネラルが豊富なスピルリナを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
「貧血に有効」と聞いてレバーを頭に浮かべる方は多いのではないでしょうか。その通り、牛肉のレバーに含まれているビタミンB12が貧血の予防に有効な栄養素だと言われています。しかし、通常ビタミンB12は植物性の食品には含まれておりません。スピルリナにはそれが含まれているのです。
最近では、過度のダイエットや偏食によって鉄分不足が起こってしまい、貧血気味の女性が多いようです。また女性の場合、月経や出産などで体外への出血があるため貧血になりやすいのも原因の1つ。それらの予防として、スピルリナを摂取することも1つの方法ではないでしょうか。
βカロテンは、抗酸化作用の高さに注目されています。人の体の酸化といえば老化。その原因となる体内の活性酵素をやっつける役割を持っているのです。体の老化だけでなく、お肌のシワやたるみ、肌荒れといったトラブルにも効果があるとされているため、とても有能な成分だといえるでしょう。
βカロテンは、にんじんやかぼちゃなどオレンジ色をした根菜や、ほうれん草など緑色がはっきりしている葉物野菜、またメロンやスイカといった色が濃い果物に多く含まれています。
野菜で最もβカロテンが多いとされているにんじんは100g(1/2本)あたり、8.2mg程度の量が含まれています。なお、スピルリナには100gあたり、なんと80mg以上ものβカロテンが含まれているんだとか。にんじんの約10倍以上のβカロテンがスピルリナから摂取できるというわけですね。
ちなみに、1日の摂取量の目安は詳しく定められていないようです。摂取上限も気にしなくて良いようですが、βカロテンは消化率が悪いため、どちらかというと摂取する方法に工夫が必要なのかもしれません。
その点に関しても、スピルリナは消化率が非常に高い成分ですので、一度にたくさんのβカロテンを摂取できると考えていいでしょう。なお、お野菜からβカロテンを摂りたい時は、油を使った調理法をすることで消化率が上げられるそうですよ。ぜひご参考ください。
いかがでしたか?健康維持、美容効果、アンチエイジングなどの効果が期待できるスピルリナは、大人から子どもまでたくさんの方のサポートをしてくれるので注目ですね。
なお、このページで紹介し切れなかった栄養素について、以下にまとめました。日本食品分析センターの情報によるスピルリナ100gに含まれる量です。ぜひ一度ご確認してみてくださいね。
たんぱく質 | 52~80g | ビタミンB2 | 2.2~4.8mg |
---|---|---|---|
脂質 | 6.7~8.3g | ビタミンB6 | 0.7~1.3mg |
糖質 | 3.3~5.0g | ビタミンB12 | 183~400μg |
ナトリウム | 350~650mg | ビタミンE | 6.3~112mg |
カルシウム | 263~495mg | βカロテン | 80,000~200,000μg |
カリウム | 1,050~1,800mg | フィコシアニン | 3,000~9,000mg |
鉄分 | 62~115mg | クロロフィル | 600~1,250mg |
ビタミンB1 | 2.2~4.8mg |
スピルリナを摂取するには一般的にサプリメントが主流となっています。しかし、サプリメントならなんでもいいというわけではありませんよ。選ぶときは、日本国内で製造されている商品にしましょう。
なぜなら、現在流通しているサプリは外国産のものばかりで、日本人が飲むと味やニオイが合わず、摂取を辞めてしまうケースが多いそうです。ネット上で、「スピルリナは臭い」などといった口コミを見たことはありませんか?
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